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 人に質問するということは意外と難しいものです。ことさら大勢の前で質問するとなると更にハードルが上がります。

質問とは、「わからないことや疑わしいこと点について問いただすこと」とあります。つまり質問すると、その事象に関する関心度だけでなく、その人の理解度や知性が露見します。そのため、「質問はありませんか」と問うとほとんどの人が下を向いて何も言いません。それは、何も考えていなかったか、自身の無知をさらけ出すことを恐れているのだと考えます。

しかし、学ぶ上で大切なことは、「わかりません」という勇気と何が分からないかを自問自答し、考えて考え抜くことです。どこがわからないかがわかれば、上達や成長は容易になります。


また、人の話を聞く際は、事前に必ず質問をすると心に決め、勇気をもって質問してみましょう。そうすれば、理解度や今後の成長に大きな差が生れてくると思います。質問を続けていくうちに、「質問力」も次第についてくることでしょう。


先日、大学院で講義した際、喜ばしいことに、とてもレベルの高い質問をいくつか頂きました。最後に受ける質問は、講師にとって、ある種の評価であると考えています。質問を聞けば、その講義の関心度、理解度が浮き彫りになります。それらの質問は私にとっても良い気づきと成長の糧となります。

限りある時間、質問することは勇気のいることかもしれませんが、自分自身やその他の学生にとって価値のある質問を考えることは全ての人達の成長のきっかけになります。


恥ずべきことは、分らないことではなく、わからないままにしておくことです。


聞かぬは一時の恥、聞かぬは一生の恥

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